福島第一原発復旧工事の作業員の携行する線量計に鉛カバー

 7月21日付の朝日新聞朝刊は、一面トップ記事として、福島第一原発の復旧工事現場で働く下請の作業員が会社役員から線量計に鉛カバーをつけるよう求められ、拒否すると就労を拒まれたという記事を載せた。会社役員と作業員のやりとりは、録音されていた。東電は知らないという。
 きわめて重大なニュースで、大スクープであろう。

 私は、かながね、現場作業員の被曝問題がどのように処理されているか危惧していたが、鉛カバーを装着することによって、被曝線量を過少に偽装しいるとは知らなかった。
 原発の処理の危険性、困難性について、またきわめて卑近で具体的な例証が付け加えられたことになろう。

 野田首相、東電の対応が注目される。